AI エージェントからの API 呼び出し増加に備えて、オートデスクは12月8日(2025年)から世界一律に Autodesk Platform Services(APS)のビジネスモデル(課金方法と内容)に変更が加えています。
概要
- この新しいビジネスモデルの導入にあたって、2025年12月8日以降、APSアプリの運用に「デベロッパーハブ」の作成とデベロッパーハブへのアプリ管理が必須になります。
- デベロッパーハブは、Autodesk Account に従来から存在したチームに紐づいたAPS アプリの管理の場を提供します。

- 今後、新しいアプリの作成(APS API を利用するアプリの登録とキーの取得)は、デベロッパーハブ上でのみ可能になります。従来の My applications からのアプリ作成は出来ません。
- 既存のアプリを継続して運用するには、過去に My applications で作成したアプリを新たに作成したデベロッパーハブに移動する必要があります。
- My applications に残したままのアプリは、2025年12月8日以降、API 利用履歴が記録(課金)されません。このため、2025年12月8日からデベロッパーハブに移動した日までの記録は、デベロッパーハブの移動後にも参照することが出来ません。
- デベロッパーハブを作成するには、次のからオファーから少なくとも1つを選択してチームに割り当てる必要があります。具体的には、無料、有料 – Autodesk Flex による前払い、有料- クレジットカード等による後払い(従量課金制)のサブスクリプションが必要です。

- オートデスク管理者 | ユーザ管理 | チームの管理 にある方法でチームを編成後、チームに紐づいたデベロッパーハブを作成出来るようになります。チームの作成には、サブスクリプション管理者(プライマリ管理者、セカンダリ管理者)の方が Autodesk Account にサインインして作業する必要があります。(デベロッパーハブを作成してアプリケーションを移行する方法)
- Autodesk Developer Network(ADN)に加入されている場合には、ADN 特典である無料 Flex-Token 提供を利用して開発用途で使用する Autodesk Flex トークンをリクエストして、前払いのサブスクリプションを利用することが出来ます。前払いサブスクリプションのチームへの割り当て後、同チームからデベロッパーハブの作成出来るようになります。無料 Flex-Token のリクエストは、ADN アカウントマネージャーの方が ADN Extranet の ADN Flex-Token Order ページでおこなう必要があります。
- 新しいビジネスモデルの課金対象 API は、2026年1月現在、従来と同じく Model Derivative API、Automation API(旧名 Design Automation API)、Reality Capture API、Flow Graph Engine API の4つです。
- ただし、Model Derivative API、Automation API には、消費トークン数の見直しがおこなわれています。また、Model Derivative API には、従来の POST job エンドポイントによる変換の他に、Basic Interactions と呼ばれるエンドポイント呼び出し30万回につき1トークン課金する設定も新設されています。
- Model Derivative API の Basic Interactions に該当するエンドポイントは次のとおりです。
- GET /formats
- GET /{urn}/manifest
- DELETE /{urn}/manifest
- GET /{urn}/manifest/{derivativeUrn}/signedcookies
- HEAD /{urn}/manifest/{derivativeUrn}
- GET /{urn}/thumbnail
- GET /{urn}/metadata
- GET /{urn}/metadata/{modelGuid}
- GET /{urn}/metadata/{modelGuid}/properties
- 新しいビジネスモデルの詳しい課金内容は、API レート シート ページで確認することが出来ます。
- 新しいビジネスモデルの導入とともに、APS の利用規約(Terms Of Service)も更新されています。
無料サブスクリプション
- APS API には課金対象になっていない無料 API があり、いままで特に何もしなくても無料 API のみを利用した APS アプリを作成・運用出来ました。新ビジネスモデルでは、無料 API のみを利用した APS アプリにも、運用にデベロッパーハブの作成が必須になります。
- 新しいビジネスモデルでは、いままで用意されていた 90 日間無償トライアルは削除されています。代替として、新たに API 毎に設定される無料枠がアプリ試作や検証で利用出来る無償利用の方法となります。
- 無償サブスクリプションは、従来の 90 日間無償トライアルを置き換えるものです。
- 無償サブスクリプションは、更新された APS の利用規約(Terms Of Service)の 6.3 項が適用されます。
- 新しいビジネスモデルでは、オンラインストアから無料の「無料」サブスクリプションの「購入」(0円)手続きすることで、無料サブスクリプションを取得、デベロッパーハブを作成出来るようになります。
- 具体的な方法は、無料 APS サブスクリプションの取得 記事でご案内しています。
- 初めて APS をお使いになる場合には、APS API スタートアップ ガイド もご確認いただくことが出来ます。
有料(前払いサブスクリプション)
- 従来から存在した Autodesk Flex サブスクリプションを利用する方法です。 Autodesk Flex を購入していただき、APS アプリの管理・運営で使用するデベロッパーハブに紐づいたチームに Autodesk Flex サブスクリプション(’Flex’) を割り当てる必要があります。
- 既に購入済の Autodesk Flex をお持ちの場合には、オートデスク管理者 | ユーザ管理 | チームの管理 の「別のチームにサブスクリプションを移動する」項に沿って割り当てをおこなうことが出来ます。
- 具体的な方法は、有料:前払い APS サブスクリプションの選択 記事でご案内しています。
- 有料(前払いサブスクリプション)では、チームに割り当てられた Flex トークンがゼロになった時点で、システムによって自動的にアプリの API アクセスがブロックされてしまいます。
有料(従量課金制・後払いサブスクリプション)
- 新たに導入されたクレジットカード、または、PayPal アカウントで、毎月 API 使用量に応じて事後決済する方法です。
- オンラインストアでサブスクリプションをごしてする場合、既に一般サブスクリプション(含む Autodesk Flex)または、 ADN からの提供製品をお持ちで、お支払い状況が良好な場合、利用が許可されます。
- クレジットカード決済の場合、口座引き落とし日を指定することは出来ません。口座引き落とし日は、有料(従量課金制・後払いサブスクリプション)を登録した日が、以降、1カ月毎に採用されます。(2026年1月現在)
- 具体的な方法は、有料:従量課金1カ月払い) APS サブスクリプションの選択 記事でご案内しています。
注記・補足
- 上記いずれかのオファー選択の結果として、デベロッパーハブのレポート機能(Hub analytics ➜ API Usage タブ)でトークン消費を確認出来れば、移行は完了です。

- API 使用状況レポートは、デベロッパーハブの Hub analytics ➜ API Usage タブの他に、Autodesk Account の「リソース」→「リソースおよび API の使用状況」でも表示することが出来ます。ただし、アプリ単位のレポート表示は出来ません。


- デベロッパーハブが、どのチームから作成されたか、チームとデベロッパーハブの紐づけの状態は、Autodesk Account の「製品とサービス」→「ハブ」ページ(https://manage.autodesk.com/hubs-list)で確認することが出来ます。

- 無料・有料共、どのサブスクリプションがチームに割り当てられているかは、Autodesk Account の「請求と注文」→「サブスクリプションと契約」ページ(https://manage.autodesk.com/billing/subscriptions-contracts)で確認することが出来ます。


- 有料の前払いサブスクリプションと従量課金制・後払いサブスクリプションを同じチームに割り当てることが出来ます。この場合、前払いサブスクリプションのトークンが優先的に消費されて、残高がゼロになった時点で従量課金制・後払いサブスクリプションへ課金が移行します。
- 無料サブスクリプションを利用するデベロッパーハブの API 利用の計測は、ハブ上のアプリ単位でおこなわれますが、課金はデベロッパーハブに紐づいたチーム単位で、かつ、APS サブスクリプション(無料、有料の選択単位)もチームレベルであるため、デベロッパーハブ内のすべてのアプリが無料レベルの容量に加算されます。つまり、チーム単位で API の無料枠残高がゼロになると、すべてのアプリが同 API を呼び出すことが出来なくなります。
- チームは複数作成することが出来ますが、デベロッパーハブはチームに1つしか作成出来ません。(2026年1月現在)
- APS デベロッパーハブがさらに進化しました! のとおり、2026年3月中旬より、1つのチームから最大5つのデベロッパーハブを作成出来るようになりました。
- 当初、デベロッパーハブの名前は変更出来ませんでしたが、2026年1月20日にハブ名の変更機能が有効化されて、デベロッパーハブの作成後に名前を変更出来るようになりました。ハブ管理者がデベロッパーハブにアクセスすると、新設された Hub details メニューが表示されるので、同メニューのクリック後、表示されるページでハブ名隣の鉛筆アイコンをクリックすることでハブ名を変更することが出来ます。

- https://www.autodesk.com/products/autodesk-platform-services/overview の Pricing ページから APS サブスクリプション(無料・有料)の購入手続きを開始することも出来ますが、そのまま進行してしまうと、米国所在地の入力を求められて、US ドルでの決済処理になってしまいます。次のメッセージが表示されたら、[View on local site] ボタンをクリックして、日本円・日本から購入手続きに変更をお願いします。

- 無料 API のみを使用するアプリと、有料 API を使用するアプリを1つのデベロッパーハブで管理することは出来ません。この場合、チームを2つ作成、それぞれのチームに紐づいたデベロッパーハブを作成して、無料アプリと有料アプリ別に2つのデベロッパーハブで管理する必要があります。
- オファー選択の結果として、デベロッパーハブのレポート機能にトークン消費を確認出来れば、今回の移行に対する対応は完了となります。
リソース
- APS ビジネスモデルの進化
- 開発者ハブを作成してアプリケーションを移行する方法
- 開発者ハブ ユーザー ガイド
- APS デベロッパーハブがさらに進化しました!
- 日本では、Autodesk Platform Services アップデート ウェビナー 2025 の最初と 2 つめのセッションでビジネスモデル導入の理由と概要ご案内しています。

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