Category: Technology-Perspective-From-Japan

  • 日本語版 Inventor 2027 API プログラミング用ヘルプ

    Inventorの新バージョンとなる、Inventor 2027がリリースされました。 Inventor 2027の API の日本語プログラミング用ヘルプ (admapi_31_0.chm)を ZIP 圧縮したファイルをポストしていますので、次のリンクからダウンロードしてください。 日本語版 Inventor 2027 に同梱されている API ヘルプは英語版オンライン ヘルプになっていて、 C:\Users\Public\Documents\Autodesk\Inventor 2027\Local Help にインストールされており、Inventorからは[ヘルプ]- [プログラミング/ API ヘルプ]より起動が可能です。 ダウンロードした日本語版の Inventor 2027 API Help (admapi_31_0.chm)で上書き保存していただければ、Inventor のメニューから日本語版ヘルプを起動することが出来るようになります。 ダウンロードして展開した .chm ファイルは、セキュリティ機能によってコンテンツ表示がブロックされる場合があります。コンテンツがブロックされている場合には、各ページが白く表示されて何もない状態となります。  ページに何も表示されない場合には、エクスプローラから .chm ファイルを右クリックして [プロパティ] ダイアログの [全般] タブを開き、右下にある 「許可する」 にチェックを入れてください。 なお、従来の CHM ファイル形式とは別に、英語版 Inventor 2027 オンラインヘルプ内に Programming Interface セクションが追加されています。 記載されている内容は 、CHM 形式の内容と同じです。なお、残念ながら日本語版のInventor 2027 オンラインヘルプにおいてもこのヘルプは英語の状態となり日本語への翻訳版は掲載されてはいません。…

  • Revit 2027 リリースと Autodesk Assistant

    Revit の最新バージョンとなる Revit 2027 がリリースされました。今回から複数回にわたり、Revit 2027 の新機能と更新内容をご紹介していきます。 AutoCAD 2027, Inventor 2027 と同様に、Revit 2027 でも Autodesk Assistant (テクニカルプレビュー)が追加されました。Revit の Autodesk Assistant は、AEC ワークフローに特化してカスタマイズされており、パーソナライズされた、コンテキスト認識型の会話の自動化を実現します。 さらに、Revit では MCP (Model Context Protocol) サーバーも公開いたしました。この記事の後半でも少し触れますが、詳細は次回、ご案内いたします。 オートデスクの AI の取り組みについては、AI の取り組みとこれから をご参照ください。 システム要件 Revit 2027 でサポートされるプラットフォームは、Windows 11 の 64 ビット版となります。 詳細なシステム要件については、オンラインドキュメントの「System requirements for Revit 2027 products」以下のページをご参照ください。 アドインの互換性 Revit 2027 は、2026 以前の .NET 8 から…

  • AutoCAD 2027 クイック アンサー ガイド

    新しくリリースされた AutoCAD 2027/AutoCAD LT 2027 用に調整した Windows 版用のクイック アンサー ガイドが更新されました。目次や索引から知りたい機能を見つけて、操作方法を把握することが出来ます。 AutoCAD 2027 と AutoCAD LT 2027 のクイックアンサー ガイド(PDF ドキュメント)は、それぞれ、次のリンクからダウンロードすることが出来ます。

  • Inventor 2027 の新機能まとめ 〜 AI・設計効率・相互運用性の進化

    Autodesk Inventor 2027 がリリースされました。 本バージョンでは、設計効率の向上、自動化の強化、相互運用性の改善といった観点で、多くの機能改善が行われています。特に今回は、日常的な設計作業の中で自然に効いてくるようなアップデートが多い点が特徴です。 なお、 Inventor 2027でテクニカルプレビュー版のAutodesk Assistantが利用できるようになっています。 Autodesk Assistantについては「Inventor 2027リリースとAutodesk Assistantテクニカル プレビュー」で紹介しています。AIアシスタントを活用した新しいCADの使い方を体験できる点が特徴です。従来の操作方法とは異なるアプローチとして、設計業務の効率化や自動化の可能性を感じられる内容となっていますので、ぜひあわせてご参照ください。 本記事では、それ以外の新機能を中心に整理します。 今回のアップデートの方向性 Inventor 2027 のアップデートは、以下の3つの方向に整理できます。 以下では、主要な機能をいくつかピックアップしながら紹介します。 パーツモデリング:スロット機能の追加 Inventor 2027 では、スロット専用のコマンドが追加されています。プロパティパネルから寸法や形状を定義でき、穴コマンドに近い操作でスロットを作成できます。 従来はスケッチと押し出しの組み合わせで表現していた形状を、単一のフィーチャーとして扱えるようになったことで、設計履歴の可読性が向上しています。また、既存の穴からスロットへ変換できるため、設計変更にも柔軟に対応できます。 例えば、後工程で長穴が必要になった場合でも、モデルを作り直すことなく変更できるため、設計変更のコスト削減につながります。 また、スロットは図面の穴テーブルやセンターマークとも連携しており、モデルから図面まで同一の意味を持つデータとして扱える点も重要です。 APIの観点では、これまでスケッチベースで扱われることが多かったスロット形状が、Inventor 2027 では専用コマンドとして明示的なフィーチャーとして定義されました( Placed Feature Enhancements)。 このスロットはブラウザノードとして管理され、穴からの変換やパラメータ定義が可能であるほか、図面においても穴テーブルやセンターマークと統合されています( Drawing Style Enhancements)。 これにより、単なるスケッチ形状ではなく意味を持ったフィーチャーとして扱えるようになり、形状認識や属性取得の扱いがシンプルになることが期待されます。 アセンブリ:再利用性と設計意図の強化 コンテンツセンターの拡張 アセンブリをコンテンツセンターのユーザーライブラリに公開できるようになりました。 これにより、単体部品だけでなく、サブアセンブリ単位での再利用が可能になります。例えば、よく使うユニットや標準構成を登録しておくことで、設計の立ち上げ時間を短縮できます。 テンプレートの置き換えにも対応しているため、企業標準の変更にも対応しやすくなっています。 APIの観点では、今回の変更によりアセンブリ単位での再利用が UI 上で可能になった点は興味深く、今後の自動化の粒度を考えるうえで重要な変化と言えます。 現時点で公開されている API リファレンスでは、Content Center からアセンブリを直接挿入する専用 API は明確ではありませんが、アセンブリ実体を既存ファイルとして扱える場合には、通常のサブアセンブリ配置 API を利用した自動化への展開が考えられます。 コンポーネントパターンの強化 スケッチラインを使用して、パターン方向や軸を定義できるようになりました。…

  • AutoCAD 2027 新機能

    AI エージェント化した Autodesk Assistant 以外で AutoCAD 2027 で導入された機能を簡単にご紹介しておきたいと思います。今回のバージョンでは、後述する Forma Data Management(旧名 Autodesk Docs)との連携機能を重点的に拡張、強化しています。 ジオメトリのクリーンアップ AutoCAD 2027 では、図面内のジオメトリ(図形オブジェクト)の不整合を検出、修正するための [ジオメトリのクリーンアップ] が追加されています。 GEOMETRYCLEANUPOPEN コマンドで [ジオメトリのクリーンアップ] パレットを表示させて、パレット上の [オブジェクトを選択] ボタン(下図 ①)で対象のジオメトリを選択(下図 ②)します。 スキャン(検査)対象のジオメトリ選択が終了すると、[ジオメトリ クリーンアップ設定] ダイアログが表示されて、ジオメトリのギャップ(隙間)、オーバーシュート(長さがはみ出し)、アンダーシュート(長さが足りない)、角度の不揃いなどの許容差の値を指定することが出来ます。 ダイアログ右下の [スキャン] ボタン(上図 ③)をクリックすると、選択したジオメトリをスキャンして、指定した許容差に合致するジオメトリ箇所が [ジオメトリのクリーンアップ] パレットに列挙されてきます。 [ジオメトリのクリーンアップ] パレット上の各項目を展開、クリックすると、修正候補から適切なものを選んで問題を修正することが出来ます。 接続された参照 参照パスの解決が出来ず、見つけられなくなった外部図面参照ファイル(XREF)のパスを更新するワークフローが改良されています。 外部参照を含む図面を開いて作業する際、新しい [見つからない] スイッチをオンにして [ファイル参照] ペインで [見つからない参照] ビューを表示することが出来ます。このビューには、見つからない外部図面参照ファイル(XREF)ファイルのみが表示されます。 [見つからない参照] ビューで、選択した見つからない参照をマウスでチェックして次のタスクを実行することが出来ます。 通常、参照ファイルの名前を変更したり移動した場合、ファイル パスが変更されてしまい、参照ファイルを見つけることが出来なってしまいます。これを解決するには、見つからない参照ファイルへの参照パスを更新して、AutoCAD が正しくロードできるようにする必要があります。 ファイルが Forma Data…

  • Inventor 2027リリースとAutodesk Assistantテクニカル プレビュー

    Inventorの新バージョンとなる、Inventor 2027 がリリースされました。この記事ではInventor 2027の概要とAutodesk Assistantテクニカル プレビューについてご紹介をいたします。 Inventor 2027のAutodesk Assistantでは、設計データと自然言語でやり取りする新しいインターフェースを提供します。 これによりInventor 2027では、設計データに対して“直接質問する”という新しいインタラクションが可能になり、従来の操作中心のワークフローから大きな変化が生まれつつあります。 本記事では、その具体的な仕組みと活用方法を見ていきます。 Inventor 2027 リリース システム要件 サポートされるプラットフォームは、Windows 11 の 64 ビット版となります。 詳細なシステム要件については、オンラインドキュメントの「System requirements for Autodesk Inventor 2027」以下のページをご参照ください。 アドインの互換性 Inventor 2027は、2026以前の.NET 8から.NET 10へ移行をしております。 Inventor 2024以前のInventor SDKを用いた.NET Framework 4.8 ベースのアドインプロジェクトは.NET 10 へアップグレードして再ビルド。 Inventor 2025、2026の.NET 8ベースのアドインプロジェクトは.NET 10 をターゲットにして再ビルドする必要があります。 .NET Framework 4.8から.NETへの移植についてはInventor 2026のオンラインのAPIリファレンス「Port .Net Framework-based project to .Net」に移植手順が記載されておりますのでご参照ください 図面の互換性…

  • AutoCAD 2027 と AI エージェント

    誕生から 44 年を経て、AutoCAD 2027 がリリースされました。Windows 版と Mac 版で同時リリースで AutoCAD LT 2027 のリリースも含まれます。 実質的な新規販売は 単体の AutoCAD と、業種別ツールセットを含む AutoCAD Plus(別名 AutoCAD including specialized toolsets)となります。Mac 版には業種別ツールセットを含む AutoCAD Plus の提供はありません。業種別ツールキットを利用出来る Windows 版では、AutoCAD 単体の利用に比較して、さらに生産性の向上を図ることが出来ます。 動作環境 AutoCAD 2027 がサポートする OS 環境は次のとおりです。 Windows Mac 互換性 図面の互換性 AutoCAD 2027 も従来と同じく引き続き 2018 図面ファイル形式を採用しています。DWG と DXF の入出力形式も同様です。AutoCAD API を使用しているアドイン アプリは、前バージョンの AutoCAD 2026 とのバイナリ互換性がありません。 アドインの互換性 AutoCAD…

  • AutoCAD 雑学:図面編集の判定

    新規図面を作成した後、あるいは、既存図面を開いた後、特に図面内容を編集した覚えがない場合でも、図面ウィンドウを閉じようとした際に図面の保存を促すダイアログ ボックスが表示される場合があります。 AutoCAD は図面の編集状態を監視して、システム変数 DBMOD に反映しています。DBMOD の既定値は 0(ゼロ)ですが、図面の編集状況に応じて次のビット コード値の和を設定します。 値 説 明 0 図面は前回の保存以降変更されていません 1 オブジェクトデータベースが変更されました(図形が追加、削除、または変更されました) 2 シンボルテーブルが変更されました(画層、線種、文字スタイルなどが変更されました) 4 データベース変数が変更されました(システム変数が変更されました) 8 ウィンドウが変更されました(ビューポートまたはウィンドウの位置/サイズが変更されました) 16 ビューが変更されました(ビュー設定が変更されました) 32 フィールドが変更されました(フィールド値が更新されました) 例えば、新規図面の作成直後に COLOR[色設定] コマンドで新しく作成するオブジェクトの色を設定すると、背後でシステム変数 CECOLOR の値が更新されて、DBMOD の値に 4 が設定されます。 そして、この DBMOD の値が 0(ゼロ)以外になっていると、AutoCAD は図面が編集されたと判断します。この状態で図面を保存せずにウィンドウを閉じようとすると、図面の保存を促すわけです。 冒頭で触れた「特に図面内容を編集した覚えがない」は、多くの場合、図面に対して ZOOM[ズーム] コマンドや PAN[画面移動] コマンドを実行してビュー(表示状態)を変えてしまった、つまり、DBMOD のビットコード値が 16 に設定されていることが原因です。 DBMOD に設定されたビットコード値は、QSAVE コマンドで図面を上書き保存するとリセットされて 0(ゼロ)に戻ります。あいにく、このシステム変数 は読み取り専用であるため、意図的に 0 にリセットしたり、他のビットコード値を設定したりすることは出来ません。 ただし、AutoCAD…

  • APS Viewer:ジオメトリキャッシュのクリア

    過去に APS Viewer:以前の内容が表示されてしまう の記事で、同じ名前の Bucket に、内容を更新した同じ名前のデザイン ファイルをアップロード、再変換、表示した場合の問題について触れたことがあります。 その後、APS Viewer:パフォーマンス向上に向けたさまざまな改良 でご案内した OPFS(Origin Private File System)キャッシュの適用により、SVF2 の更新で古いモデルが表示されてしまうケースが見受けられるようになりました。 もし、SVF2 の運用時に古いモデルが表示されてしまう状況が見られる場合には、APS Viewer バージョン 7.107.0 で追加された「モデルキャッシュをクリア」を試してみてください。 ローカル環境でデバッグ実行を用いてテストをしている場合には、サーバー(デバッグ実行)の再起動が必要です。

  • フィードバックのお願い:3D ポリラインのモデル変換の最適化

    上図はデータワークフローの比較です。Model Derivative API の変換で生成される Property Database(右) は冗長な頂点ハンドルを除去するために最適化されており、Render Geometry(左) は標準的で影響を受けない座標抽出手法として使われ続けています。 オートデスクでは、Model Derivative API を含む Autodesk Platform Services(APS) のパフォーマンスと効率の向上に常に取り組んでいます。DWG ソースファイル内の 3Dポリライン(3DPOLY /AcDb3dPolyline) の処理方法に関して大幅な最適化を実施しています。 この変更は、特に Autodesk Construction Cloud(ACC) プロパティブラウザ内、および API 利用者向けに、不要なデータの肥大化の抑止と応答性の向上に焦点を当てています。 変更点:頂点ハンドル抽出の中止 Model Derivative の Property Database(properties.db) への個別の頂点ハンドル プロパティの抽出は中止します。 理由 3D ポリラインを含む DWG を変換処理すると、各頂点が Property Database 内に独自の「Handle」エントリを生成します。頂点が 1,000 個あるポリラインの場合、”Vertex – 1: Handle: <ID>””Vertex – 2: Handle: <ID>” などのように、1,000…