2026年4月15日、16日の2日間に渡ってオランダ・アムステルダムで開催された Autodesk DevCon 2026 では、AI エージェントや Autodesk MCP サーバー、Autodesk Platform Services について、数多くのアナウンスがありました。下記にそのサマリーをご案内したいと思います。

Autodesk DevCon 2026 では、数々の魅力的なアップデートをご紹介しました。新しい Data API、初の Autodesk MCP サーバー、Design and Make Marketplace、さらに、エージェント型 AI の世界に向けた安全で信頼性の高いソリューション構築のためのインフラストラクチャ、などです。詳しく見ていきましょう。
APS でデザインデータ活用を加速
オートデスクは、Autodesk Platform Services(APS)を通じたデザイン、エンジニアリング データの構造化と粒状化、クラウド ネイティブなアクセスを継続的に拡充していくことで、データ領域の拡大、ほぼリアルタイムな同期を実現して、ツール(デザイン ソフトウェア)やファイル形式を超えた幅広い相互運用性により、より連携性の高いワークフローとエクスペリエンスの構築を支援します。
Data API と Data Exchange
- AEC Data Model API は、構造化されたクラウド ネイティブ データとして公開された、ジオメトリ、プロパティ、リレーションシップ(関係性)を含む詳細なRevit データへの直接アクセスを提供します。API ベースの基本的な細分ジオメトリへのアクセスが利用可能で、Public Beta の Data Interoperability SDK を通じて高度なジオメトリ操作も可能です。Revit 2027 で、AEC Data Model API を通じてインストールのバッチ番号や製造 ID などのデータを Revit 内のモデルにリンクできるようになりました。
- Plant3D データは現在、AEC Data Model API で Public Beta を通じて利用可能です。
- Revit Sync を使えば、アプリは Revit Cloud Model の頻繁なパブリッシュの代わり、進行中のデータを利用することが出来ます。Forma Connected Client テクニカル プレビュー 機能を有効にしてお試しいただけます。
- 新しいデータ コネクターが登場しています。これには、 Beta フェーズから一般提供へと移行した Navisworks Connector が含まれます。また、新しい Civil 3D Cloud Connector の Beta 版が間もなくリリースされることも意味します。これらのコネクターは、開発者やアプリ ユーザーが手動のファイル処理なしにツールやファイル形式間でデータにアクセスし、データ変換や同期が可能になります。
- Data Exchange Live(Preview 版)では、アプリ ユーザーが Revit Connector や Rhino Connector のワークフローを使い、システム間のストリーミングやリアルタイム データ更新を実現し、より対話的なコラボレーション シナリオを可能にしてプロジェクトの効率を向上させます。
- Connector for Power BI が SVF2 でのパフォーマンス向上のためにアップデートされています。これは第一歩であり、今後 Microsoft 認証、Forma機能との統合、Fabric 統合などでこのコネクターを拡充していきます。
Autodesk MCP サーバー
オートデスク初の公式な MCP サーバー群をリリースします。Design and Make ワークフロー専用に設計されたこれらの MCP サーバーを活用することで、AI エージェントがプロジェクトのコンテキストにアクセス、ツールに接続して、カスタム統合をおこなわずにリクエストを実行することが出来ます。
- Fusion MCP(Tech Preview):3D ジオメトリの作成、修正、検査
- Fusion Data MCP(Tech Preview):コンポーネント プロパティおよび管理と対話
- Revit MCP(Tech Preview):モデル データのアクセスと検査
- Product Help MCP(Tech Preview):オートデスク公式製品ドキュメントへのアクセスにより迅速な洞察の提供
- Fusion Automation MCP(Tech Preview):自然言語を使ったリモートでのFusion ワークフローの実行 ※要 Private Beta へのご応募
- InfoWorks Hydraulic Modeling MCP(近日公開):InfoWorks ICM およびInfoWorks WS Pro の水理モデリング機能を公開
Product Help MCP サーバー、Fusion MCP サーバー、Fusion Data MCP サーバー、に関するドキュメントをご確認いただけます。
大規模環境でのパフォーマンス
新機能とともに、開発者が基盤とするプラットフォームの強化も継続しています。
Automation API のパフォーマンス改善
Automation API エンジン全体のパフォーマンス向上に投資しています。実行速度の高速化、大規模ワークロードの効率的な処理、キュー待機時間の予測可能性の向上、そしてジョブ処理の開発者によるコントロール強化です。これらの改善は今後数か月で実現される予定です。
3-legged OAuth(3LO)への移行
APS API を 3-legged OAuth(3LO)にアップグレードし、管理者が 2LO をブロックできるようにしてセキュリティを強化しています。3LO の細かいフォルダレベルの権限を活用することで、管理者はアクセス権限がユーザーの明確な同意を受けていることを保証し、より強固な企業の信頼とセキュリティを築くことができます。
現在、3LO は Forma Admin API および APS Data Management API で利用可能ですが、他の API でも間もなく提供される予定です。
チームやアプリを管理するデベロッパーハブ
デベロッパーハブは、アプリ、チーム アクセス、使用状況を一元管理します。プリをデベロッパーハブに移行していない場合には、今すぐに移行をお願いします。デベロッパーハブの利用は、新しい APS ビジネスモデルに必須であり、従来よりも高い可視性とコントロールを提供します。
デベロッパーハブの最新機能 について学び、デベロッパーハブの設定 をしましょう。
APS Web サイトの Autodesk Assistant
まもなく、Autodesk Assistant が APS ポータル サイトに登場する予定です。使用例でのコストを素早く見積り・把握出来、最終的にドキュメントにアクセス出来るようにする予定です。Autodesk Assistant は、APS ソリューションについて学び、活用できるパートナーへと進化していきます。
Design and Make Marketplace
Desgn and Make Marketplace を立ち上げました。これは、開発者がアプリ、システム統合、AI 搭載ソリューションを公開し、発見可能にし、大規模にエンド ユーザーにリーチできる新たなプラットフォームとなります。
AI エージェントがツールの発見や活用方法を再構築する中で、マーケットプレイスはソリューションを見出す場となります。単にアプリ カタログを閲覧するユーザーだけでなく、AI エージェントが動的にワークフローを組み立てる場合も同様です。マーケットプレイスで MCP を公開する方法をご確認ください。
APS を使った MCP サーバー構築を支援するために、ベストプラクティス、実装例、ガイドが Building Custom MCP Servers with Autodesk Platform Services で利用可能です。
Autodesk Assistant と 3rd Party MCP サーバーの統合
また、Design and Make Marketplace に公開され認定 3rd Party 製 MCP サーバーは、Autodesk Assistant から直接呼び出す仕組みも構築中です。つまり、エンドユーザーが作業する製品からオーケストレーションされたワークフローの一部として呼び出すことが出来るようになります。このオーケストレーションは DevCon でプレビューされ、将来の統合へ道を開く予定です。
今後の展望
エージェント型 AI は、APS で構築するソリューションを拡大し、エンドユーザーにリーチする方法を広げています。オートデスク製 MCP サーバーや Data API を探索し、より速く価値を提供できる場所を探してみてください。発見可能性を高め、Design and Make Marketplace でソリューションを認証・公開する準備をしましょう。
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※ 本記事は Building for Agentic AI: What’s New in Autodesk Platform Services | Autodesk Platform Services から転写・翻訳したものです。

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