Forge DevCon Las Vegas 2018 では、FDC227961 – Building for the Future: Forge Road Map 等のセッションで、昨年同様、現在開発中で今後のリリースを予定している Forge Platform API の発表がありました。アナウンスされたすべての API のリリースが確定している訳ではありませんが、ご参考まで、ここ最近に加えられた既存 API への機能追加も含めて、概略のみご紹介しておきます。
まず、既存 API に最近加えられた機能、あるいは、改善された機能です。既に Forge ポータル上のドキュメント(Change Log)に記載のあるものについては、項目名にリンクをしていますのでジャンプして詳細をご確認ください。
BIM 360 API
- Issues API(問題、指摘事項)
- RFIs API(情報提供依頼)
- Checklists API(チェックリスト)
Viewer(Forge Viewer JavaScript API)
- PDF(変換後の SVF) ロード時のパフォーマンスを約 30% から最大 80% 高速化
- 2D 忠実度の向上
- 2D モデルのモノクローム表示モード
- 非フォトリアリスティック レンダリング(NPR)
- 3D ファイルで画層(レイヤー)アクセス
- Split-screen(画面分割)Extension
Model Derivative API
- 大規模メタデータ/プロパティ セットを持つモデルのパフォーマンス向上
- 予想最大長(20 MB)を超える大規模メタデータ/プロパティの取得を強制する “forceget” クエリーパラメータの追加
- 2D DWG メタデータとプロパティ サポートの強化
- 2D DGN(*.dgn, *.i.dgn)の SVF 変換のサポート
- 3D DGN のカスタム プロパティのサポート
WebHooks API
- Fusion Lifecycle (Item の Create、Clone、Lock/Unlock、Release の通知のサポート)
次にご紹介するのは、現在開発中、リリースを予定している API 概要です。まず、昨年のロードマップで示されていた Design Automation API のアップデートです。
Design Automation API
現在、クラウド上の AutoCAD コアエンジのみをサポートしている Design Automation API(V2) ですが、AutoCAD の他に Inventor、Revit、3ds Max を加えた V3(バージョン3)が Public Beta となります。残念ながら、Revit(Design Automation API for Revit)のみ、Public Beta 化が 2019年1月28日(米国太平洋標準時)に設定されていますので、その点ご注意ください。Public Beta として利用可能な Design Automation API for AutiCAD、同 Inventor、同 3ds Max については、Forge ポータル上でドキュメントが公開されています。当該ページは、https://forge.autodesk.com/en/docs/design-automation/v3/developers_guide/overview/ となります。

Reality Capture API
撮影した複数の写真から、3D メッシュ、点群、オルソ画像などを演算生成する Reality Capture API について、現在、最も多く利用されている建設プロジェクトの進捗管理用途でのチューニングを進めています。具体的には、生成された点群データでも 、より明瞭に変化を把握、指摘出来るよう、点群データ生成の見直しをおこなっています。(Forge Viewer での点群表示は、引き続きサポートされていません。)

Data at the Center
Forge DevCon Las Vegas 2018 アップデート のブログ記事でご案内した点のついて、HFDM と LFDM(ファイル)を融合させると同時に、クラウドを効果的に利用してデータを管理するコンセプトの概要説明がありました。アプリケーションありきはなく、データありきでアプリケーションが従属していくような新しいコンセプトです。現在、Data at the Center を実現するいくつかの API/SDK が開発途上にあります。
残念ながら、DevCon 当日にあった当該クラス セッション、SD256005 – The Future of Data: Forge Data Platform や The Future of Workflow Forge Workflow Automation は当日の収録動画、配布資料(ダウンロード資料)とも用意されていませんが、今後、Cloud Accelerator イベントなどを通じて、評価の機会が得られることを期待しています。

最後に余談となってしまいますが、Forge DevCon Las Vegas、Autodesk University Las Vegas の開催に先だって、Forge ポータル(https://forge.autodesk.com/)もレイアウトやデザインが変更されています。これに伴い、Forge Platform API の各種アイコンも再デザインされています。新しい API の登場と勘違いのなきよう、こちらも、ご注意ください。従来、区別がつきにくかった Data Management API と Design Automation API も差が分かりやすくなっています。

By Toshiaki Isezaki

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