Category: Technology-Perspective-From-Japan
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Revit 2026 Visual Studio アドインテンプレートと新しい RevitLookup ツール
今回は、Revit アドインを開発する上で便利なツールをご紹介いたします。 Visual Studio Add-in Template Revit アドイン開発に対応した Visual Studio のプロジェクトテンプレートが、弊社エンジニアによりリリースされております。 このプロジェクトテンプレートをインストールすることで、Visual Studio の新規プロジェクトの作成から、プロジェクトの初期設定やアドインマニフェストファイル、スケルトンコードを自動生成することができます。 Visual Studio プロジェクトを作成後、デバッグモードで実行すると、Revit が自動的に起動し、アドインがロードされ、外部コマンドまたは外部アプリケーションをデバッグすることができます。 Revit 2026 対応版については、下記のブログ記事でビルド済みの ZIP ファイルを公開致しました。 新しい RevitLookup ツール RevitLookup ツールは、Revit の UI 上から、アプリケーション、ドキュメント、ファミリ、ジオメトリ等の、各オブジェクトのデータベース構造を確認できるアドインです。 GitHub のオープンソースプロジェクトとなっており、2022年からは、サードパーティーの開発者の方(Nice3point氏)が、コントリビューターとなっておりましたが、コミュニティ主導のプロジェクトとして、新たに Looup Foundation に移管されました。 Revit 2024 バージョンでは、RevitLookup ツールのコード全体が完全にスクラッチで書き直され、ユーザーインターフェイスが再設計されました。また、Revit 2025 バージョンでは、.NET 8 への移行に伴い、ソースコードの移植も実施されました。さらに、この新しい RevitLookup ツールの Revit 2021 – Revit 2023 バージョン版もリリース済みです。 なお、旧 RevitLookup ツール(Revit…
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Autodesk DevCon 東京 2025 – ご参加ありがとうございました
昨年に続き、7月17日に虎ノ門ヒルズフォーラムで Autodesk DevCon 東京を開催することが出来ました。諸般の事情で参加お申込みの期間を長くご用意することが出来ませんでしたが、昨年を上回る方にご登録、ご参加いただくことが出来ました。 お暑い中、会場となった虎ノ門ヒルズフォーラムまでご来場いただき、大変ありがとうございました。今年は、APS 認定パートナーの3社のみなさまにもご登壇、APS 開発の事例や取り組みをご紹介いただき、プラットフォームが提供する「接続されたデータ」によるデザイン データ の可能性を感じ取っていただけたと思っています。 当日使用したプレゼンテーション資料の PDF と収録動画は、米国本社の指示により、Autodesk Developer Network(ADN)に加入いただいている方に、メンバー専用サイト「ADN Extranet」を通じて公開する予定です。 By Toshiaki Isezaki
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APS Online Training:AutoCAD Automation
Learn APS Tutorial に記載されている Design Automation の学習コンテンツを用いて、AutoCAD エンジンを使用したオンラインでトレーニングを開催いたします。当日は、コードの説明を中心に、クラウド上の AutoCAD Automation API(旧名 Design Automation for AutoCAD)環境で AutoCAD アドインを利用する自動化プロセスのワークフローを把握していただきます。Web サーバー実装には Node.js を VS Code を使って構築する過程をご案内します。 下記にお申し込み方法を記載いたしますので、ご検討いただければと思います。 日時/場所: 8月27日(水) 14:00~16:30 参加費: 無料 内容: お申込方法: Zoom ミーティング URL をお送りしますので、参加を希望される方は、以下の情報をメールでお知らせください。 宛 先: adn@myautodesk.jp (ADN 事務局)件 名: 「APS Online Training:AutoCAD Automation 参加申し込み」本 文: 次の順序でご記入ください ADN ID(ADN に加入されている場合のみ):DEVR や JA、JPJP から始まる8桁の文字列会社名:部署:役職:加者氏名とフリガナ:E-mail アドレス: お願いと補足事項: ぜひ、この機会をご活用ください。 By Toshiaki…
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Inventor Apperentice Server 2026 利用時の注意点
ブログ記事:Inventor 2026 API関連情報にてご案内をしましたが、Inventor 2026よりInventor Apperentice Serverの配布方法に大きな変更が加えられておりますが、この変更がInventor Apperentice Serverを用いたカスタマイズを開発されている方にとって、どのような影響があるのかが判りにくいと思われます。 この記事では、Inventor 2026でのInventor Apperentice Serverの利用方法での留意点についてご案内をいたします。 Inventor 2026での変更点 では、Inventor 2026のInventor Apperentice Serverは何が変わったのでしょうか?以前の記事Inventor 2026 API関連情報でも記載しましたが、従来よりInventor Apprentice ServerはInventor Professionalと共にインストールがされておりましたが、Inventor 2026よりInventor Professionalと一緒にインストールされるInventor Apprentice Serverはレジストリフリー化が行われております。 このInventor 2026 Professionalと共にインストールされるInventor Apprentice Serverコンポーネントは、カスタムアプリケーションからは利用することが出来ません。このためInventor 2026のInventor Apperentice Serverを利用する場合は、ダウンロードサイトからインストーラを取得し、インストールをしたコンポーネントを利用する必要があります。 この個別のインストーラでインストールしたApperentice Serverは従来通りの、レジストリ登録を行うCOMコンポーネントのため、VBA等からもご利用が可能です。 またこの変更に伴い、Inventor Professional 2026ではInventorの起動時にInventor Apperentice Serverのレジストリ登録を行わないよう動作が変更がされております。これはInventor 2026 ProfessionalがインストールするInventor Apperentice ServerのCOMコンポーネントがレジストリフリー版(=レジストリ登録が不要であるCOMコンポーネント)であるためです。 注意が必要なポイント ここまでを読まれて、「Inventor 2026からは、Apperentice Serverを別にインストールする必要があるんだ~」ぐらいの変更と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、実はインストール後のカスタマイズの開発、実行時にも注意が必要な点があります。 あまり意識をされていない方が多いかと思いますが、実はInventor 2025以前の場合、Inventorは起動時にInventor Apperentice…
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Autodesk DevCon 東京 2025 ~ 来週開催
Autodesk DevCon 東京 2025(参加無料)の開催が来週、7月17日(木曜日)に迫っています。 当日は、APS を使ったソリューション開発事例をご講演いただく APS 認定パートナー 各社のみなさまに、直接、APS 開発案件についてご相談いただける「Ask the Partner」コーナーもご用意しています。 なお、ご講演いただく内容は、こちら でご案内しています。 イベントへのご登録は、次のリンクで受け付けていますので、ぜひ、参加をご検討いただければと思います。 >> DevCon 東京お申込み << ※ 本イベントは、事前登録制になっておりますので、必ず、上記リンクよりお申込みをお願いいたします。 By Toshiaki Isezaki
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Model Derivative API:Revit ファイル サポートについて
過去に Model Derivative API による変換対象から Revit 2013 と Revit 2014 ファイルのサポートが除外された点を Model Derivative API と Revit ファイルについて重要なお知らせ の記事でご案内したことがあります。その後、継続する Revit のバージョンアップを経て、現在の最新バージョンは Revit 2026 になっています。 今回、オートデスク デスクトップ製品のサポート ライフサイクルに沿って、Revit 製品のサポート範囲は、Revit 2023 から Revit 2026 までの 4 つのバージョンを含むように更新されました。この変更には、その依存関係にあるコンポーネント、アドインとアドイン開発のサポートも含まれます。 この変更を受けて、Model Derivative API の変換で .rvt ファイルのサポート形式にも影響があります。ただし、前述の Revit 製品のサポート範囲とは異なる部分があります。 Model Derivative API では、古い Revit バージョンのファイル形式を持つ変換・サポートについて、現行のまま継続していて変更はありません。正確には、Revit 変換パイプラインの古い Revit バージョンの関連コンポーネント (Revit IFC アドインを含む) はメンテナンス モードになるものの、古いバージョンの .rvt…
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Inventorのアドインがロードされない。そんな時には
Inventorのアドインの開発中にアドインマネージャから「自動でロード」を指定したのにロードが解除されてしまうが、原因が分からない。といった事象に遭遇したことはありませんでしょうか。 今回の記事では、Inventorのアドインがロードされない場合のよくある理由や、調査方法について紹介したいと思います。 1.DLLファイルのセキュリティ設定 「他のPC(開発環境等)で動作しているアドインを、別の環境にコピーすると動かなくなった」場合に、まず確認をしていただきたい項目です。 ネットワークを通じて取得したした .dll ファイルは、セキュリティ機能によってロードがブロックされる場合があります。 コピーをしたアドインの*dllファイルを右クリックして [プロパティ] ダイアログの [全般] タブを開き、右下にある 「許可する」 にチェックを入れてください。 2.Activateメソッド処理中のエラー ご承知の様に、InventorがアドインのDllファイルをロードすると、カスタマイズプログラムのActivate()メソッドが実行されます。 このActivateメソッドの処理中に、何らかの理由でExceptionが発生している場合には、アドインマネージャでロードを行っても、再度アドインマネージャを開くとアドインがロードされていないといった状態となります。 問題点の切り分けとして、以下の様な対応により状況の切り分けを行うことをお勧めいたします。 よくあるケースとしては、過去のプラグインのコードを流用して別のプラグインを作成している場合などに、ControlDefinitions.AddButtonDefinition()メソッドに渡す「コマンド内部名」が重複しているために、Exceptionが発生している。などがあります。 3.利用している3rdパーティ製ライブラリが参照パスにない 上記切り分けの結果、Activate自体が実行されていない場合、アドインのアセンブリのロードが出来ていない可能性が高い状況です。 典型的には、3rdパーティ製のライブラリを利用している場合などに、そのライブラリをロードできずに失敗しているような場合が当てはまります。 Inventor 2025から、プラットフォームが.NET Frameworkから.NET に変更されました。 参考記事:Inventor 2025 カスタムプログラムの.NET 8 への移植 .NET Frameworkには共有アセンブリを配置するグローバル アセンブリ キャッシュ(GAC)という仕組みがありましたが、.NET(.NET 5.0以降)ではGACが廃止されています。このためアドインが参照する3rdパーティ製のライブラリをアドインのアセンブリファイルと同じフォルダに配置するといった対応が必要となります。 なお、Visual Studio 2022 C#では、 Visual Studioのプロジェクトファイル(.csproj )をテキストエディタで開き、<PropertyGroup>タグ配下に以下の設定を追加することで、NuGetパッケージで取得したライブラリをビルド時に出力フォルダにコピーすることが可能となります。 <CopyLocalLockFileAssemblies>true</CopyLocalLockFileAssemblies> ここで紹介した内容で、すべての場合に対応できるわけではありませんが、問題の切り分けには役立つかと思います。 参考になりましたら幸いです。 By Takehiro Kato
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英国、ドイツ、日本、インド、カナダにもデータセンターを拡大
オートデスクの地域別サービスの新機能 6 月 30 日、オートデスクは、特定の Autodesk Construction Cloud(ACC)製品がプロジェクト データの運用に使用するプライマリ ストレージ リージョンとして、英国、ドイツ、日本、カナダ、インドの 5 つのリージョンを追加提供することを発表(日本語では7月3日)しました。これにより、例えば、プライマリ アカウント管理者は、manage.autodesk.com 上でチーム運用に上記の任意のリージョンに ACC ハブを作成し、Autodesk BIM Collaborate アカウントをアクティブ化することが出来るようになります。そうした場合、新しく作成された ACC アカウント(ハブ)は、指定したリージョンを Autodesk BIM Collaborate プロジェクト データのプライマリ ストレージとして使用します。 プライマリ ストレージ リージョンの拡張には、次のような利点があります。 このリージョン拡大では、次の製品を利用できます。 ACC 製品内で利用可能なサービスとツールの詳細なリストについては、こちらをご確認ください。 APS アプリへの影響と効果 今回の拡張にともない、選択した Autodesk Platform Services API がこれらのリージョンでも利用出来るようになります。 英国/ドイツ/日本/カナダ/インドを示すために使用される公式値は、それぞれ GBR/DEU/JPN/CAN/IND になります(今後、ISO 3166 alpha-3国 のコードを標準採用)。 一部のアプリは、新しいリージョンを利用するために更新が必要な場合があります。このアップデートは最小限ですが、リージョン サポートに関して注意すべき点が存在します。 *1) 注意:2025年6月30日より、オーストラリアのリージョンコードは「APAC」または「AUS」となり、以後「AUS」に移行します。コードに情報が必要な場合は、2025 年 7 月…
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Design Automation API:Automation API へ名称変更
変更点 米国太平洋時で 6 月 30 日(日本標準時 7月1日)より、Design Automation API の名称が Automation API に変更されています。 この変更は名称の変更のみであり、API 機能や能力、エンドポイント、URL、コアエンジン バージョン名は、まったく同じままです。既存のワークフローやコードには影響しないため、アプリ実装の変更は不要です。 今回の名称変更は、Design Automation API が、単なるデザイン ワークフローの自動化だけでなく、Design and Make(デザインと創造)の両方で領域で、より広範な自動化のユースケースをサポートするようになっているためです。新しい名称は、これら、拡張された機能とポートフォリオの長期的なビジョンを反映するものです。 デザイン ファイルのバッチ処理、パラメータ調整、図面生成、データ抽出まで、Automation API は、生産性と効率を大幅に向上させるものです。デスクトップ製品で実現していた負荷の高い処理タスクを、Autodesk Platform Services で代替することで、ワークフローのより大規模で効率的な処理を実現することが可能になります。 Automation API のエンジンと利用例 Automation API は、ユーザー インターフェースを持たない主要製品(エンジン、またはコアエンジンと呼称)を使用して、アドイン アプリをロード、実行させて大規模な自動化を可能にします。 この名称変更により、エンジン別の呼称も短く表現していることになります。 旧呼称(エンジン別) 新呼称(エンジン別) Design Automation API for AutoCAD AutoCAD Automation API Design Automation API for Revit Revit…
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MFGデータモデルAPI V3のベータ提供開始のお知らせ
Autodeskのデータ・プラットフォーム戦略に基づき、製造業向けの粒状化された設計・製造データを表現したデータモデルであるMFGデータモデルが策定され、このMFGデータモデルにアクセスするAPIであるMFGデータモデルAPIはV2が一般公開されております。このAPIを通じて、Fusionで作成された設計・製造モデルの粒状化データへのアクセスを可能としており、多くのお客様でタスクの自動化や組織の壁を越えたコラボレーションに活用いただいております。MFGデータモデルの開発チームでは、お客様のイノベーションを促進し社内外チームとの協働方法を根本的に変革するシームレスなコラボレーション、ワークフロー統合の実現を目指し機能拡張に取り組んでまいりましたが、このたび機能拡張を含むMFGデータモデルAPI V3をベータ版として提供を開始いたしました。 この新バージョンのMFGデータモデルAPI V3では、画期的な新機能である「時間ベースの履歴」機能が導入されています。この「時間ベースの履歴」機能により、従来ではファイル単位(モデルデータ全体)でのみ保持されていた変更の履歴を、個別のプロパティの単位で保持することが可能となっております。これにより、複数のユーザーが互いに干渉することなく、同時に異なるプロパティを更新したり、設計を編集したりすることができるようになります。他のユーザーが変更を完了するのを待つ必要がないため、ワークフローの効率を向上させることが可能となりました。 なお、MFGデータモデルAPI V3では、「時間ベースの履歴」機能を有効とするために、デスクトップ版のFusionで作成したデータをクラウド上に保持していた領域であるハブの機能を変更しております。このため現時点では、MFGデータモデルAPI V3は、2025年4月第1週以降に作成された新しいハブでのみ機能します。 これまでに作成・ご利用中のハブについては、本年中を目途に移行が行われ、新しいMFGデータモデル API V3をサポートするように更新される予定となっております。この変更はバックエンドで段階的に行われるため現在のワークフローを中断することなく、強化された同時コラボレーション機能へのスムーズな移行が可能となります。 MFGデータモデルAPI V3 をベータユーザーに提供できることを大変嬉しく思います。この機能が皆様のプロジェクトをどのように革新的に強化していくのかを拝見できることを楽しみにしております。Fusionのコラボレーションエコシステムの改善と拡張は今後も継続していきますので、今後のアップデートにご期待ください。 MFGデータモデル API V3の詳細については、こちらをご覧ください – https://aps.autodesk.com/en/docs/mfgdataapi/v3/developers_guide/overview/ ※ 本記事は Announcing the Beta Availability of the Manufacturing Data Model V3 API| Autodesk Platform Services から転写・意訳・補足したものです。 By Takehiro Kato

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