今回は、Revit アドインを開発する上で便利なツールをご紹介いたします。
Visual Studio Add-in Template
Revit アドイン開発に対応した Visual Studio のプロジェクトテンプレートが、弊社エンジニアによりリリースされております。
このプロジェクトテンプレートをインストールすることで、Visual Studio の新規プロジェクトの作成から、プロジェクトの初期設定やアドインマニフェストファイル、スケルトンコードを自動生成することができます。
Visual Studio プロジェクトを作成後、デバッグモードで実行すると、Revit が自動的に起動し、アドインがロードされ、外部コマンドまたは外部アプリケーションをデバッグすることができます。

Revit 2026 対応版については、下記のブログ記事でビルド済みの ZIP ファイルを公開致しました。

新しい RevitLookup ツール
RevitLookup ツールは、Revit の UI 上から、アプリケーション、ドキュメント、ファミリ、ジオメトリ等の、各オブジェクトのデータベース構造を確認できるアドインです。
GitHub のオープンソースプロジェクトとなっており、2022年からは、サードパーティーの開発者の方(Nice3point氏)が、コントリビューターとなっておりましたが、コミュニティ主導のプロジェクトとして、新たに Looup Foundation に移管されました。

Revit 2024 バージョンでは、RevitLookup ツールのコード全体が完全にスクラッチで書き直され、ユーザーインターフェイスが再設計されました。
また、Revit 2025 バージョンでは、.NET 8 への移行に伴い、ソースコードの移植も実施されました。
さらに、この新しい RevitLookup ツールの Revit 2021 – Revit 2023 バージョン版もリリース済みです。

なお、旧 RevitLookup ツール(Revit 2023 バージョンまでサポート)については、下記の記事にてご案内しております。
新しい RevitLookup ツールの更新内容と新機能の詳細は、下記のブログ記事に掲載されております。他の記事でもマイナーアップデートの詳細をご確認いただけます。
ここでは、主な変更点と新機能に絞ってご紹介いたします。Revit 2026 版リリースに伴うアップデートの詳細は、こちらをご参照ください。
UI の刷新
全く新しいユーザーインターフェースで再構築され、テーマの選択、コンテキストメニュー、ツールチップなども更新されました。

ダッシュボード
Dashboard から、新しい様々な機能を利用できるようになりました。

新しいコマンドの追加
- Snoop Point
- Snoop Sub-Element
- Snoop UI Application

要素の削除
RevitLookup ツールから要素を削除できるようになりました。

要素パラメータ値の編集
RevitLookup ツールから要素のパラメータ値を編集できるようになりました。String、Double、Int、ElementId がサポートされています。

要素に保存されている拡張ストレージのカスタムデータの確認
Element.GetEntity()メソッドに移動しました。
メモリ診断
各要素に割り当てられたマネージド メモリのサイズを表示できます。

Component Manager
AdWindows.dll を通じて、Revit のリボン UI がどのように構築されているかを確認できます。

Performance Adviser
ドキュメントのパフォーマンスの問題を調査します。
Registry
拡張ストレージのスキーマ、ダイナミックアップデータ、サービスを確認できます。
Units
ビルトインパラメータ、ビルトインカテゴリ、APS(旧 Forge)のスキーマ(単位)を確認できます。
イベントモニター
Revit で検知可能な全てのイベントを追跡します。
RevitAPI.dll と RevitAPIUI.dll ライブラリに対応しています。

プロジェクト内のビジュアル検索
- 要素を表示
- 面を表示(Revit 2023~)
- ソリッドを表示(Revit 2023~)
- エッジを表示(Revit 2023~)
OTA アップデート
RevitLookup アップデートはプラグインから直接利用できるようになりました。

ぜひ Revit アドイン開発にご活用ください。
By Ryuji Ogasawara

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