Inventor 2023 新機能~ その2

A screenshot illustrating the Autodesk Inventor 2023 interface with a side-by-side view of modeling tools and a detailed engine part.

前回の記事に引き続きInventor 2023の新機能をご紹介したいと思います。

 

新機能の紹介にあたり、Inventor 2023新機能を以下の6つの領域に分類してご紹介します。

  1. 一般
  2. 相互運用性
  3. パーツ
  4. アセンブリ
  5. パフォーマンス
  6. 図面

 

今回の記事では、「1. 一般」と「2. 相互運用性」について、ご紹介をしたいと思います。

 

1.一般

  • ホームタブ

Inventor 2023より[ホーム]画面が更新されました。

新しい[ホーム]画面では、最近開いたファイルやその他の役立つコンテンツに簡単にアクセスできます。Fusion 360、AutoCAD、およびその他のオートデスク製品と同様の[ホーム]画面インターフェイスにより、製品間での遷移が容易になります。

  1. 左側のパネルは、プロジェクトへのアクセス、ファイルのオープンと作成、学習、およびコミュニティへのアクセスを提供します。プロジェクトにマウス カーソルを合わせると、プロジェクト ファイルのタイプが表示されます。
  2. 最近使用したドキュメントをサムネイルとして表示するか、一覧表示にするかを選択できます。
  3. ファイル ステータス アイコンの上にマウス カーソルを合わせると、ステータス ツールチップが表示されます。

 

  • モデルナビゲーション

3 ボタン マウス使用時の自由オービット ナビゲーションが改善されました。

  1. モデル全体がビュー内: 回転軸点は、モデルのジオメトリの中心です。
  2. モデルの一部がビュー内: 回転軸点は、最も近いコンポーネントの最も近いエッジ、面、頂点にスナップします。
  3. モデルがビューの外側: 回転軸点は、カーソル位置です。

 

  • iLogic機能強化

外部ルールとグローバル フォームをリボンに追加する

定義した iLogic ルールまたはフォームを簡単に実行できるように、外部ルールまたはグローバル フォームのカスタム コマンドをリボンに追加できるようになりました。2 つのフィルタ([iLogic ルール]、[iLogic フォーム])が[カスタマイズ]ダイアログボックスに追加されます。

 

マルチバリュー パラメータのソート順

マルチバリュー パラメータの順序をソートできるようになりました。たとえば、最も頻繁に使用する値をリストの先頭に配置することができます。[パラメータ]ダイアログで、任意の列のパラメータを右クリックし、[マルチバリュー リストを編集]を選択して[カスタム順序]ボックスをオンにします。

 

  • GPU レイ トレーシング(プレリリース)

Inventor 2023 では、最近のグラフィックス カード(GPU)のハードウェア レイ トレーシングのサポートを利用する新しい表示オプションが導入されました。この機能は、GPU レイ トレーシングと呼ばれます。Inventor 2023 ではプレリリース状態にあり、将来の更新で改善される予定です。現在の制限事項については、「GPU レイ トレーシング(プレリリース)の詳細」を参照ください。

Inventor の旧リリースでは、ビューポートで[レイ トレーシング]表示オプションを選択すると、CPU のみを使用してインタラクティブな結果を得られる Autodesk Raytracer (ART)が使用されていました。これからは、CPU レイ トレーシングも、GPU を使用してパフォーマンスと品質を高める可能性がある GPU レイ トレーシングも使用することができます。

2. 相互運用性

 

  • RevitからInventorへのデータ交換

Revitから、Inventorでのカスタムファブリケーションのためのデータを共有を行うために多くの作業が必要となっていました。

 

InventorではRevitのデータを開き、必要となるデータを選択することが出来ていました。Inventor2023でも同様に事が可能ですが、さらに指定された Revit データのサブセットを簡単に関係者と共有することができます。

Revitユーザはデータ交換用のデータを選択し、AutodeskDocsにUploadします。Inventorユーザは、データ交換にアクセスしプロジェクトにロードすることが出来ます。Inventor内で、Revitのデータは、Inventor内で元のRevitデータと関連づいていて、Revitデータが更新された場合、新しいリビジョンのファイルをメールで共有する必要はありません。

 

データ交換を使用すると、次のことが可能になります。

  • ロールやツールに関係なく、顧客が操作する必要のあるデータを表示およびフィルタする
  • 顧客が選択したツール(オートデスクまたはサードパーティのソフトウェア)でデータを使用および変更する
  • データに対する主要な変更について通知を受け取る
  • データの入手元やさまざまなバージョンを理解する
  • データに対する変更を視覚的に理解する

 

  • Inventor から Fusion 360

Fusion 360 のジェネレーティブ デザイン、シミュレーション、および製造の各ツールを、Fusion 360リボンメニューからワンクリックで起動することが可能となりました。Fusion 360 リボンは、Inventor のアセンブリ環境とパーツ環境の両方で使用できます。

 

  • Fusion 360 キャンバス データの機能強化

Fusion 360のキャンバスデータを持つ電気設計データをInventorで開いた際のイメージの正確性が向上しました。キャンバス データのある Fusion 360 Electrical のデザインを開く。[オブジェクト フィルタ]でインポート オプションを指定する際に「メッシュ」を含めるを指定します。

 

  • トランスレータの機能強化

以下の既存のトランスレータの機能拡張を行いました。

  • glTF
  • JT Import/Export
  • STEP
  • STL Export

また、以下のトランスレータが新規に追加されました。

  • USDz Export

 

トランスレータの機能拡張の詳細については、以下のオンラインリファレンス「2023 でのトランスレータの機能強化 (2023 の新機能)」をご参照ください。

 

次回も引き続き、Inventor 2023の新機能をご紹介したいと思います。

 

By Takehiro Kato


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