DevCon 2017 : AU 2017 キーノートに見る Forge

Autodesk University 2017 Las Vegas では、従前と同様に、オートデスク CEO の Andrew Anagnost によるオープニング キーノートがありました。今回、キーノート スピーチが  Forge  に帰結する内容になっていましたので、骨子のみ記しておきたいと思います。ここで紹介された方向性が、今後のオートデスクの製品にも反映されてくるものと思いますが、その中核で利用されるのが Forge ということになります。

まずは、キーノート スピーチの内容は次のリンクからご覧いただけますのでご確認ください(残念ながら英語ですが)。

127551: AU2017 Opening Keynote

Autodesk University 2017のオープニングキーノートスピーチを行うAndrew Anagnostと、技術デモンストレーションに参加する作業者たちの画像。背景には工事現場の映像が映し出されている。

途中、Van Wijnen Noord B.V と Bosch Group からのゲスト スピーカーによる事例がありますが、それらを含む中盤部分を除くと、少し強引ですが、次のような内容になるかと思います。

  • 機械学習をはじめとする AI やロボット化による自動化が何をもたらすのでしょうか?我々の職はが奪われてしまうのでしょうか?
  • 自動化について過去の例を見ていきましょう。1967 年、初めて銀行 ATM が登場し、窓口の出納係が減ると思われましたが、実際には社員も窓口の人員も増加したことが知られています。
2人の女性がATMでお金を引き出している古い白黒の画像。ATMには「BARCLAYCASH」と書かれている。
  • ATM による出納業務の自動化によって、同じ人員で他が業務をする余力が生まれたためです。つまり、自動化が新しい機会をもたらしたことになります。
  • 現在、多くの人々が電子デバイスを利用するようになり、一昔前には考えられなかった量のデジタルコンテンツを日々作りだしていることを考えてください。
  • 新しいデジタル コンテンツと(スマートフォン)のようなデジタル デバイスからの簡単にアクセスによって、従来の映画やテレビ産業の在り方が変わり、NETFLIX のような完全に新しいエコシステムが登場してきています。
  • (スマートフォンなどのコミュニケーションから生まれたデジタル コンテンツである)絵文字ですら(パッケージデザイン、製品広告等)様々な業界に影響を与えています。
キャラクターたちとともに「The Emoji Movie」のロゴが描かれたビジュアル、右側には絵文字のラリポップが並んでいる。
  • それでは設計の現場はどうでしょう?
  • CAD の登場以前、米国では製図に携わる人々の数は 30 万人でしたが、いま、設計ソフトウェアのユーザーは 1,000 万人いると言われています。
  • 現在、設計ソフトウェアの普及によって、設計/デザイン、に携わる人々はかつてないほど増えているのです。多くの人々、多くの製品…(これも自動化がもたらした新しい機会と考えることが出来ます。)
  • 自動化が仕事を奪うかもう一度考えてみましょう。
  • 今後の(世界の)人工増加に伴って、もっと多くの自動車、建設/建築を含む新しい製品がもっと – More – 必要になってくるはずです。同時に、(生産性、効率性など)従来よりもより良く – Better – が、(原料、人員、悪影響など)少ない – Less – リソース新しいプ自動化がこれを可能にするはず。
  • 10 年前当たり前だったスマートフォンなしの生活を考えるのが難しくなっている現在、ロボットと共に働く時代がそこまできている今こそ、躊躇せずに(繋がることが前提の)新しい視点で自動化新しい機会を生み出すときなのです。自動化は敵視すべきではなく、新しい機会と捉えるべきものなのです。
Autodesk University 2017でのキーノートスピーチの場面。スピーカーがステージに立ち、背景には"BETTER | LESS"と"MORE"のテキストが表示されている。
  • (CAD ソフトウェアの利用が前提となった現在、3D プリンタによる安価な製作方法やネットワーク技術の利用によって)今後、小さなコミュニティ/組織(関連企業、プロジェクト チーム…)が、誰でも、どこからでも、アクセス出来る新しい自動化を作り出す時代がやってきます。
  • そして、オートデスクはそのためのテクノロジを用意しています。それが Forge です。

世界的に見た人口増加が 2050 年までに 100 億人になるというMore は、残念ながら、少子高齢化社会を迎える日本では当てはめることは出来ませんが、過去のブログ記事 Forge が提供するソリューション でご紹介したように、「生産性向上の命題を維持したまま(More)、更なる効率化を目指しつつ(Better)、人材不足にも備える(Less)」のように考えることが出来るはずです。

それでは、新しい自動化は現在の Forge で実現可能なのでしょうか?

オートデスクのForgeロゴと3Dデザイン要素が描かれたアイコン画像

現在の Forge が一方通行のビューア ベースのソリューションであることは先のブログ記事 Forge が提供するソリューション でご紹介
したとおりです。逆に、Forge は「誰でも、どこからでも、アクセス可能な 」CAD のようなソリューションを提供していません。AU 2017 に先だって開催された Forge DevCon Las Vegas では、そのソリューションを動画でお見せしているのですが、不確定要素があり、このブログで動画単体を紹介する許可が出ませんでした。

と、ここまで書いたところで、Forge DevCon 2017 の Keynote の録画動画が https://forge.autodesk.com/devcon-2017 で公開されました。同ページに記載されている The Future of Forge, Part 2 of 2 の 23:30 付近からご確認いただけます。ここでは詳細な説明は割愛しますが、AU 2017 オープニング キーノートの内容を受けた解として、ブログ記事 Forge が提供するソリューション でご紹介したビューア ベースの一方通行のソリューションと、本動画の双方向のソリューション内容を捉えていただけるといいかと思います。

来年には、セミナー等、各種イベントでこの 3rd Party 向けの開発ソリューション詳細をお披露目出来るはず。ぜひ「XXX のようなソリューション」にご期待いただきたいと思います。

By Toshiaki Isezaki 

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