
Design Automation API とは?

既に多くの建築家、エンジニア、デザイナーに使用されている Design Automation API は、AutoCAD、Revit、Inventor、3ds Max エンジンを従量課金制のクラウド サービスとして提供しています。基本的に、デスクトップ版の製品でスクリプト(アドイン、プラグイン)を使って作成出来るほぼすべてのタスクは、Design Automation API を使用して大規模にデプロイ出来るようになっています。
Design Automation API 環境はクラウド ベースであるため、作業をより迅速かつ確実に完了でき、ビジネス システムとのシームレスな統合が可能です。これにより、プロセスを加速し、柔軟性を向上させ、新たな機会を解き放つエンドツーエンドのワークフローを実現出来ます。
Fusion の Design Automation API とは?
Design Automation API for Fusion は、この強力な概念を Fusion に拡張し、Fusion のデザインと製作のプロセスのほとんどを自動化出来るようにします。Fusion スクリプトを Design Automation for Fusion に提出(登録)するだけで、Fusion Team に保存されているデータを使用して、クラウド上に用意された仮想環境で特定のタスクを実行します。
時間のかかる反復的なタスクをデスクトップ版の Fusion からクラウドに移行したり、Fusion の機能を PLM や MES のワークフローにシームレスに統合したりですることが可能になるわけです。
主な機能
Design Automation API for Fusion は、Fusion インダストリー クラウドの基盤となるコンポーネントであり、サードパーティ アプリ統合のための強力なプラットフォームを提供します。主な機能は次のとおりです。
- Fusion API の完全サポート:
Design Automation API for Fusion は、デスクトップ版 Fusion の Fusion API を包括的にサポートします。現在、デスクトップ版 Fusion で自動化出来るほぼすべてのタスクを、クラウド上のエンジン(GUI、グラフィカル ユーザー インターフェイスのない Fusion)で実行出来ます。
- Fusion Team データとのシームレスな統合:
Design Automation API for Fusion を介して実行される自動化タスクでは、Fusion Team に保存されたデータに直接アクセスすることが出来ます。ネイティブな Fusion のデザイン データを読み取って解析、新しいデザイン、アセンブリ、製造セットアップを変更または作成後、結果を Fusion Team ハブに直接保存出来るため、プロジェクト データが最新に維持、適切なバージョン管理でアクセス可能なことを保証します。
- Autodesk Platform Services(APS)に接続:
Design Automation API for Fusion を、シームレスなファイル変換のための CAD トランスレータでもある Model Derivative API、自動化されたワークフローを実現する Webhooks API、高度な視覚化のための Viewer など、他の Autodesk Platform Services API と共に活用できます。
- スケーラブルな並列処理:
Design Automation API for Fusion では、複数の仮想環境を利用した自動化ジョブ(WorkItem)を同時に実行可能なため、通常、デスクトップ コンピュータ上で順に実行する必要があるタスクをクラウドで並列処理出来るようになり、効率が大幅に向上します。
- セキュアで信頼性の高い実行:
セキュリティは中核的な優先事項です。Design Automation API for Fusion は、スクリプト言語として TypeScript を使用し、開発中はローカル環境で、開発完了後にはクラウド環境で、すべてのスクリプトを安全なサンドボックス環境で実行します。
使用例の考察
Design Automation API for Fusion の特徴を考えると、同 API を利用するアプリの可能性は、次のような非常に多様です。
- 自動化主導のワークフローの強化
Design Automation for Fusion を PLM、PDM、または MES ワークフローに統合して、デザインの編集プロセス調整を自動化し、運用効率を向上させます。
- CAM オペレーション
Design Automation for Fusionを使用して CAM プログラミングを自動化し、より迅速で正確な部品見積もりを可能にして販売プロセスを合理化します。
- AI と LLM の統合
Web ベースの API として、Fusion インダストリー クラウドは、最先端の大規模言語モデル(LLM)を含む AI 統合に最適です。これにより、デジタル インテリジェンスと現実世界の製造オペレーションを橋渡しする AI 主導の自動化が可能になります。
- 時間のかかるタスク
ツールパス生成、ポスト プロセッシング、フラット パターン ネスティング、または積層 3D パッキングなどの計算負荷の高いタスクを移行することで、貴重な時間を節約できます。
- 製品ファミリーのカスタマイズ
製品ファミリーのデザイン ポートフォリオのカスタマイズを自動化し、一貫性を確保し、手作業を減らします。
- 効率的なバッチ処理
デザイン ファイルの調整、パラメータの更新、データ分析、製造計画のためのバッチ処理を効率化します。
早期導入事例
製造プラットフォームは、その上に構築するビジネスと同じくらい強力です。Design Automation API for Fusion を活用した最初の企業をいくつかご紹介できることを嬉しく思います。
Toolpath.com
Toolpath.com は創業以来、Fusion API エコシステムに深く統合してきました。同社の AI 駆動の CAM ツールパスおよび見積もりエンジンは、機械工にとってゲームチェンジャーであり、業界全体のスキル不足に対処するのに役立っています。
Toolpath.com がオートデスクの新しい API を活用して Fusion 統合を深めた速さには驚きます。今後のリリースでは、Toolpath.com から Autodesk Fusion インダストリー クラウドへのワンクリックでのデータ転送を提供する予定です。
見積もりを作成し、完全にプログラムされた Fusion の CAM プロジェクトを受け取り、レビューを受けることができます – メールを転送するだけです。
Authentise
データ駆動型製造ソフトウェアのリーディングプロバイダーである Authentise は、既に Design Automation API for Fusionを 活用し始めています。Authentise の積層製造ワークフロー管理プラットフォームである Flows の今後のアップデートでは、このテクノロジーをフルに活用しています。Authentise と Fusion が積層製造ワークフローをどのように効率化しているかについては、こちらのプレスリリースをご確認ください。
ベータ版期間中は無料アクセス
Design Automation API for Fusion は、ベータ期間中は無料で使用できます。これは、Design Automation API for Fusion 機能を無料で体験できる機会です。
ベータプログラムに参加する
Design Automation API for Fusion のベータ プログラムに参加して、変革的なメリットを直接体験してください。
- 包括的な How-to Guide で始めましょう。
- 改善に役立つフィードバックをご提供ください。
- ご意見やご提案を da4f@autodesk.com にお送りください。
- Autodesk Fusion API & Scripts フォーラムに参加して、その他のサポートを受けるには、フォーラムにアクセスしてください。
設計と製造の自動化の限界を押し広げ続けるために、さらなるアップデートとイノベーションにご期待ください。
※ 本記事は Design Automation for Fusion: Open Beta | Autodesk Platform Services から転写・意訳・補足したものです。
By Toshiaki Isezaki

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