
誕生から 42 年を経て、新バージョンとなる AutoCAD 2025 と AutoCAD LT 2025 がリリースされました。今年も、Windows 版と Mac 版の同時リリースとなります。
実質的な新規販売は 単体の AutoCAD と、業種別ツールセットを含む AutoCAD Plus(別名 AutoCAD including specialized toolsets)となります。Mac 版には業種別ツールセットを含む AutoCAD Plus の提供はありません。業種別ツールキットを利用出来る Windows 版では、AutoCAD 単体の利用に比較して、さらに生産性の向上を実現することが可能になっています。

動作環境
AutoCAD 2025 がサポートする OS 環境は次のとおりです。
Windows
- Microsoft がサポート中の Windows 11、Windows 10 (バージョン 1809 以降)
- 64 ビット版のみの提供(32 ビット版の提供はなし)
- .NET 8
Mac
- Apple® macOS® Sonoma v14
- Apple® macOS® Ventura v13
- Apple® macOS® Monterey v12

図面の互換性
AutoCAD 2025 は、引き続き 2018 図面ファイル形式を採用します。DWG と DXF の入出力形式は従来と同様です。

図面読み込み:
- すべての AutoCAD バージョンで作成した DWG ファイル
- TrustedDWG を扱うことが出来ます
- すべての AutoCAD バージョンで作成した DXF ファイル
図面の保存:
- R14, 2000, 2004, 2007, 2010, 2013, 2018 形式の DWG ファイル
- R12, 2000, 2004, 2007, 2010, 2013, 2018 形式の DXF ファイル
アドインの互換性
AutoCAD 2021 から AutoCAD 2024 まで継承してきたアドイン アプリケーション(ObjectARX、AutoCAD .NET API)の互換性は、AutoCAD 2025 には継承されません。すべての API を利用するアプリは、AutoCAD 2025 が提供するアセンブリ、タイプライブラリなどの参照ファイル、あるいは、ObjectARX SDK を利用して、再ビルドとテストが必要です。
ObjectARX SDK for AutoCAD 2025 は、ObjectARX for AutoCAD SDK ページの Licensing 下のリンクを介してダウンロード可能です。

Windows 版 AutoCAD 2025 では、従来製品が採用してきた Windows 専用の .NET Framework 4.8 に代わって、クロスプラットフォームで利用可能な .NET 8 を採用しています。製品自体のルック&フィール(見た目や操作感)に変化はありませんが、AutoCAD .NET API を使用する .NET Framework 4.8 ベースの Visual Studio プロジェクトは、.NET 8 へアップグレードして再ビルドする必要があります。

.NET Framework と .NET(.NET Core)の役割や違いは、.NET Framework と .NET(.NET Core) の記事をご確認ください。.NET 8 への Visual Studio プロジェクトの移植については、AutoCAD 2025 .NET 8 へのアドイン移植 の記事でご案内しています。
By Toshiaki Isezaki

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