Inventor2013 API機能紹介(Developer Days 抜粋)

オートデスクでは毎年、各製品の新バージョンがリリースされる約半年前に、ADN(Autodesk Developer Network)メンバー様のアプリケーション開発に携わるエンジニア様を対象に、API中心の新機能や強化機能の情報を提供しています。
 今回、一昨年(2011/11/17東京・2011/11/23大阪)で開催された Inventor2013製品のAPIの機能紹介(新機能・強化機能)の中より、特にアプリケーション開発に有益なAPI機能を中心に幾つか抜粋してご案内します。
 記事の最後には、これら機能を抜粋して再レコードしたビデオをポストしています。
また、デモ内で使用しているマクロやファイルなどは、ここ よりダウンロードしてご利用する事ができます。

  1. ユーザーインターフェース
    ユーザーインターフェースの強化として、ミニツールバー内のスライダーコントロールのサポート。
    Fig1
    Inventor2012製品より、ユーザーインターフェースにリボンが採用され、マウス位置に連動したラジアルマーキングメニュー・リニアメニュー・ミニツールバーメニュー(自動フェード機能付き)がAPIによりサポートされましたが、ミニツールバーメニュー内に新たにスライダーコントロールがAPIによりサポートされました。

  2. マルチボディのパーツファイル内での ボディ移動
    Fig5
    「ボディを移動」機能の作成と編集をAPIでサポート。
    マルチボディパーツファイル内の任意のボディを「フリードラッグ」・「X/Y/Z方向への直線状に移動」・「回転」操作が可能となっています。

  3. ジオメトリへのAPI強化
    ・全てのTransient Geometry Object *1のCopyメソッドのサポート。
    ・2D及び3Dの Transient Geometry Curveより、ストロークの獲得。
    ・2D及び 3DのTransient Geometry Splineから部分的な曲線の抽出。
    ・2D及び3D のTransient Geometry Splineの分割。
    ・サーフェスより ISO 曲線の抽出.
    ・2Dパラメータの空間曲線と等価な3D曲線を得る。
    ・3Dポイントでサーフェスの法線を得る。
      ( *1 Transient Geometry Object: 一時的な計算に用いる幾何オブジェクト )

APIにより、モデルの曲面のサーフェスを使って、UあるいはV方向のいずれかのパラメータ値により、サーフェス上の曲面に沿ってISOパラメトリック曲線をTransient Geometry Objectとして取り出し、3Dスケッチを作成し、その中に3Dスケッチカーブを作成します。
サーフェスのパラメータの空間に存在する2D曲線を得て、一時的な幾何曲線として等価な3D曲線を返したり、モデル空間の示される3Dポイントから、サーフェスの法線を返す事ができます。
Fig6
(左図は、APIにより3Dスプライン上の近似値点を発生させ、クライアントグラフィックスで表現したものであり、右図は2Dスケッチ上の2Dスプラインのハンドリングしたものです。)

3D曲線を使い、カーブ高さの許容値を入力し、曲線状の近似点を計算させたり、2Dスケッチ上のスプライン曲線を、Transient 2D スプライン曲線に2分割したり、2Dスケッチ上のスプライン曲線からジオメトリを読み込んで、Transient Curveとした後に3分割するハンドリングが可能です。
Fig7
(左図は、サーフェスの曲面上に沿ったISOパラメトリック曲線をTransient Geometry Objectとして取り出し3Dスケッチ上に作成したものであり、右図は、サーフェスの面に沿って、クライアントグラフィックスにて、円と5つの線分を作図したものです。)

4.Transient B-rep
・ワイアーボディの作成。(ワイアーフレームジオメトリをB-Repとして定義する事が可能)
・平面ワイアーボディのオフセット
・SATもしくはDWG出力用としても利用可能。

ワイアーボディはワイアーフレームジオメトリをB-Repとして定義する方法です。
エッジと頂点で接続されたワイアーフレームジオメトリから成り立っています。
入力としてワイアーボディを使用する事で、ルールドサーフェースが作成できます。
平面ワイアーボディはオフセットする事ができます。
Transient B-RepはSATまたはDWGとしても書き出す事ができます。

Fig8
(図は、一辺が円弧であり、対する辺が2直線で構成されるワイアーボディを使って「ルールドサーフェース」をAPIで作成したものです。)

Fig9
(図は、フェースのエッジを見つけワイアーボディを作成し、移動コピーや、コピーしたワイアーをオフセットしてできたワイアーを使ってテーパー上のサーフェスを作成したものです)

5.クライアントグラフィックス
・ダイレクトにサポートされた「クライアントフィーチャーオブジェクト」
 (これにより、他のパーツファイルなどのフィーチャーやオブジェクトを配置や読み込まずに、構成されるサーフェス形状を「クライアントグラフィックス」のデータとして表現可能となる)
・クライアントグラフィックスのプリミティブが選択可能。
(これにより、表現されているクライアントグラフィックスを、一般のフェースやノードとして選択する事も可能となる)
B-RepコンポーネントはSurfaceGraphicsインスタンスを構築。
Fig10

デモ ( HD画質 でご覧いただけます)

 
デモ内で使用しているマクロやファイルなどは、ここ よりダウンロードしてご利用する事ができます。

次回より、Inventor2014製品のU.Sバージョン発売日を過ぎる予定ですので、「Inventor2014の新機能やAPIの情報」を中心にお届けする予定です。


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