過去の AutoCAD バージョン製品内で稼働済みの VBA マクロファイルを、AutoCAD 2017 製品上で実行可能な VB.Net カスタムコマンドとして変換するための Visual Studio 2015 開発環境を使用した マイグレーション手順を公開します。
Microsoft社は Visual Studio 2010 開発環境発表後 Visual Studio 2015 開発環境においても Visual Basic 6.0 のプロジェクト (.vbp ) の読み込み、および、自動変換をサポートしなくなりました。
一方、AutoCAD 2013 製品まで VBA の IDE 環境向けにリリースしておりました「マイグレーションツールである”マジックマクロ”」が現時点でも AutoCAD 2017 向けにリリースされておらず、そのため、VBAマクロをAutoCAD 2017 VB.NET環境のカスタムコマンドにマイグレーションするには、マジックマクロなどで目的のVBAマクロを、一旦Visual Basic 6.0プロジェクト( .vbp )に変換したのちに、一度 Visual Studio 2008 までの Visual Studio 開発環境などを使い、旧Visual Studio のプロジェクト( . vbproj )環境に変換させ、最終的に移行先の AutoCAD 2017 .NET 開発環境である Visual Studio 2015 + Update1 環境に読み込んで、マイグレーションをする必要があります。
AutoCAD 2017 向けにマイグレーションする際に必要な環境:
1.AutoCAD 2013以前の製品
2.AutoCAD 2013以前の製品用 VBAイネーブラー のインストール( OSに従いどちらか一方 )
既にダウンロードし、インストールしておられます VBA イネーブラーをお使いください。
( AutoCAD 2013 製品以前の VBA イネーブラーは新たにダウンロードする事はできません。
尚、過去、ダウンロードし現在お使いいただいております、既存のイネーブラーは継続してインストールしてお使いいただけます。 )
3.AutoCAD 2017
4.AutoCAD 2017用 VBAイネーブラー のインストール( OSに従いどちらか一方 )
AutoCAD_2017_VBA_module_Win_32bit_dlm.sfx.exe ( 32Bit用 )をダウンロード
AutoCAD_2017_VBA_module_Win_64bit_dlm.sfx.exe ( 64Bit用 )をダウンロード
(VBAIDE 環境は AutoCAD2017 32/64ビット共にVBAは7.1 であり、64Bitネイティブな動作となります)
5.マイグレーションツール( AutoCAD2013用 マジックマクロ )
VBA_to_VB6_Converter2013.dvb (AutoCAD 2013以前の AutoCAD 製品上でも動作可能。)
6.Microsoft Visual Basic 2008 Express Edition のインストール
( Microsoft 社のサイト内 ISOイメージダウンロード)
7.Visual Studio 2015 + Update1
「AutoCAD と対応する .NET Framework バージョン」を参考にしてください。
8.ObjectARX 2013 SDK のインストール
Objectarx_2013_win_64_and_32bit.exe をダウンロード
9.ObjectARX 2017 SDK のインストール
AutoCAD 2014 /2015 / 2016 向けの以下の情報も参考にしていただければ幸いです。
AutoCAD 2016 VBA の VB.Netへのマイグレーション手順の公開
AutoCAD 2015 VBA の VB.NETマイグレーション手順
AutoCAD 2014 VBA の VB.NETマイグレーション手順
By Shigekazu Saito

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